志望大学を選ぼうにもそもそもやりたいことなんてないし・・・
今回はそんなふうに考えている鹿児島の高校生必見です。
この記事を熟読し、ワークショップをしっかりやってくれればやりたいことが見えてくるでしょう!!
「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い
まず最初に、多くの人が抱えている「やりたいこと」探しに関する迷信を解いておきます。今から教えることをすんなりと受け入れてもらうために、この間違いを取り除いておかなければなりません。
間違い①「一生続けられること」でなければならない
「やりたいこと」を見つける段階で「これを一生の仕事にしよう」と思えるようなことはあり得ません。そうではなく、「やりたいこと」は「今一番やりたいこと」でいいのです。ある時期の日本では「継続」が美徳だったかもしれません。しかし、今の時代のキーワードは「変化」です。1つの場所でずっと粘る力よりも社会の変化に合わせ、十何二生きる時代に変わりました。一度「やりたいこと」を決めても、関連分野に興味が湧いてきたりすることもあるでしょう。その時は働く分野を変えるのもいいと思います。それまでの分野で学んだことは、次の「やりたいこと」に取り組んでいく中でも必ず役に立つことでしょう。一番危険なのは、「やりたいこと」が何もなく、漠然と毎日を過ごしてしまうことです。「今一番やりたいこと」に毎日向き合っていって、死ぬまで飽きずに入られたとしたら、結果としてそれが「一生やりたいこと」になるのです。
真実①今一番やりたいことをやればいい
間違い②やりたいことを見つけた時には「運命的な感覚」がある
「やりたいことを見つけた時には運命的な感覚がある」という迷信も「やりたいこと」探しを妨げる強力な敵です。実際のところ、「やりたいこと」を見つけても最初は「ふ〜ん、面白いかも」と言う興味レベルであることがほとんどです。実際に僕も「教え導く」という仕事に出会った時も「これダァぁぁ」と言う衝撃があったわけではなく、「なんか面白いぞ」と感じる程度でした。その興味を仕事として取り組んでいく中で自分で考え、成長して、他人にも感謝されるうちに「これが自分の「やりたいこと」だ」と感じられるようになったのです。最初から「これが天職に違いない!」と感じていたわけではありません。「やりたいことはどこかに存在しているもの」ではなく、「やりたいことは試行錯誤しながら育てていくもの」なのです。運命的な「やりたいこと」を探し求めて転職を繰り返すジョブホッパーという人がいるのですが、仕事に対して「どこかに良いことだらけの天職がある」という理想を持つのは危険です。そもそも楽しいだけの仕事なんてどこにも存在しません。どんな仕事でもめんどうなこともあれば、嫌なこともあります。「やりたいこと」のために「やらなければいけないこと」も存在しますが、それを工夫して楽しめるようにしていくのも仕事の一部です。「運命的なやりたいこと」ではなく、「自分が心から納得できる自分で作るやりたいこと」を育てていきましょう。
真実②やりたいことを見つけても最初は興味レベル
間違い③「人のためになること」でなくてはいけない
「やりたいことは人のためになるような立派なことじゃないといけない」と思っている人も多いです。この間違いをしていると、自分の「やりたいこと」が見つかったのに「これがやりたい」と周りの人にはっきりと言うことができません。けれど、「やりたいこと」を考える時点では、それが人の役に立つかどうかなんてどうでもいいことです。どんな「やりたいこと」でも、あなたが興味を持ったなら、同じことに興味を持っている人は必ずいます。その人たちに向けてアプローチをすることで、必ず仕事になります。仕事になると言うことは、価値を感じてくれている人がいると言うことなので、自分の「やりたいこと」をし続けた結果として「人のためになっている」というのが正しいのです。「やりたいこと」をやれば、自分が楽しく、人のためにもなり続け、成長し感謝され続けるという自利利他の状態を作ることができるのです。
真実③自分のために生きることが人のためにもなる
間違い④見つけるには「たくさん行動する」しかない
「やりたいことがわからないなら、とにかく行動してみるしかないよ」というアドバイスもよく聞きます。しかし、このアプローチは間違っています。なぜなら、「やりたいこと」がわからない原因の多くは「選択肢が多すぎること」だからです。「やりたいことはこれだ!」と選択する時には2つの要素が必要になります。1つは選択肢。どんな種類の仕事があるのかということです。これを知っておくのはもちろん大事です。もう1つは選択基準です。いくらたくさんの選択肢があったとしても、その中から選ぶ力を持っていなければ、納得のいく選択をすることはできません。特に仕事選びで「今これが流行っている」や「給料が高い」など、自分がやりたい仕事をするという本質からズレた選択をしてしまった場合、非常に大きな弊害があることは想像に難くありません。「やりたいことがわからない」と感じているときにやるべきなのは選択肢を増やすことではありません。僕たちはもう十分すぎるほど選択肢を手に入れています。必要なのは「選択基準」を磨くことです。選択基準は自分の内側にしかありません。だから選択基準を磨くために自己理解が必要なのです。
真実④見つけるには自己理解するしかない
間違い⑤やりたいことが「仕事」にならない
「やりたいこと」を見つけようとする時の最大のハードルが「やりたいことが仕事にできそうにない・・・」という考えです。けれど、その考えを持っている状態では「やりたいこと」は絶対に見つかりません。重要な考え方は「やりたいことは自分の中にある」「やりたいことの実現手段は社会の中にある」と言うことです。これを理解しておく必要があるのです。なので、やりたいことを仕事にしたい時の人への相談の仕方は例えば「歌を仕事にしたいのですが、どうすればいいでしょうか?」と聞けば、何かしらアドバイスをくれるでしょう。「やりたいこと」の実現手段まで自分で考えなければいけないとなると、「やりたいこと」探しのハードルが一気に上がってしまいます。だから、「やりたいこと」を探す段階で、実現手段をセットで考えるのはやめてください。それは後の話です。
真実⑤やりたいことは自分の中にある。実現手段は社会の中にある。
この5つの勘違いが解けたら、あなたは「やりたいこと探し」のスタート地点に立つことができました。その2に進んでいきましょう!!