鶴丸高校と甲南高校はどちらがいいのか?
進学実績だけで高校を選んでしまって高校で沈んでいくというお話はよくあります。
そうならないためにはどういうふうに選べばいいのか。
結論から申し上げますと、子供のタイプと校風の相性で選んだ方がいいです。
なぜなら、高校以降は本人の内側から湧き出る意志がなければ伸びないからです。
進学校ではわかりやすいいい授業がされていると思いがちですが、残念ながらそんなことはありません。
公立高校である以上、いい先生がいるかどうかは運次第です。更にその先生の授業を受けれるかどうかは成績優秀者のみで選抜されるトップクラスに入れるかどうかで決まります。
そして、授業でわかっても別に成績は伸びません。できるようになるまで練習を重ねて成績は伸びます。
なので授業以上に、「ココの大学に行きたい!」「将来はああなりたい!」という強い意志が伸びるためには必要不可欠です。
この意志というものは環境によって生まれる場合が多く、高校生の場合は学校の雰囲気というものは結構大事です。
では結論にいきましょう。
9タイプ診断において、完璧主義、達成者、堅実家、統率者の人は鶴丸がいいでしょう。
鶴丸高校の教育方針は
①基礎的・基本的な学力を培うとともに、自主的・積極的な学習態度を体得させ、
豊かな創造力の育成に努める。
②豊かな情操と教養を養い、人権を尊重するとともに、調和のとれた人間性の育成に努める。
③心身を鍛錬し、たくましい気力、体力の育成に努める。
です。そして、現在の鶴丸では甲南の2倍に値するような宿題が出て、ついていけない人はどんどん置いていかれてしまいます。明確な目標を持っていて、高みを目指し、困難なことにも負けない克己心が身についている人は鶴丸がいいと思います。
9タイプ診断において、献身家、芸術家、研究者、調停者、楽天家の人は甲南がいいでしょう。
甲南高校の教育方針は
①人間理解の深い生徒
人間の強さ,弱さ,やさしさ,尊厳さを深く理解し,自分とは異質なものの存在も認めながら,礼節を重んじ,共に関わり共に生きる共生の精神をもつ生徒
②課題意識のある生徒
豊かな感性と知的好奇心を育みながら,常に課題意識をもって自主的・積極的に学習し, 自らの成長と社会の発展を願う生徒
③自己表現のできる生徒
他の意見に対しては素直な気持ちで耳を傾けると同時に,自分の意見はいつでもどこでも, 論理的に明確に表明できる生徒
です。特色ある教育活動も実施しており、
(1)SS探究・W-KIプロジェクト(総合的な探究の時間)の取組
テーマ学習、課題研究により、現代社会の諸問題へ関心を持ち、積極的に考察する力を養っています。
(2)甲南塾等の開催
県内外で活躍される本校卒業生の先輩方の講演会を年3回実施しています。
(3)特色ある修学旅行
関東での3泊4日の修学旅行の中で、関東同窓会の協力のもと、先輩方の職場を訪問し指導を受けています。また、大学訪問も実施しています。
(4)読書活動の取組
朝、SHRの前15分間(8:05~8:20)、朝読書の時間を設けています。平成17年度からは、100冊読破運動を行い、達成者は表彰をします。
となっています。そして、現在の甲南高校は宿題はあまりでず、学習も本人の意志に任されているようです。まだ将来やりたいことがなく、高校の間に様々な経験をしながら考えたいという人は甲南が良いでしょう。
GOJYUゼミでも活用している9タイプ診断はこちらです。ぜひお子様が悩んでいたらやってみてください。
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最後になりますが、選択する上で大事なのは「自分の人生は自分で決める」ということです。人から言われたからなどが理由で選択をすると後からうまくいかないことがあったときに人のせいにしてしまうことがあります。そんな考え方では何をしてもうまくいきません。人生うまくいかないことがあって当然です。自分で選んだ結果なら、前に進めるでしょう。情報提供は必要ですが、最後は本人の意志を尊重してあげることをお勧めします!
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