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【鹿児島の高校生必見】やりたいことの見つけ方 その7

将来のために生きるのを今すぐやめよう

いよいよここまで集めたピースを組み合わせて、あなたの「本当にやりたいこと」を決めていきます。

ここで、「将来のためになるからとりあえず勉強しておこう」という考えはやめてください。

こんな生半可な考えでは受験勉強さえ中途半端になってしまいます。

あなたが今「やりたいこと」がわからず迷走しているとしたら、それは自分と向き合うのをずっと先延ばしにしていきたからです。「まずは役に立ちそうなことを勉強して、それからやりたいことが見つかったらいいな」と考えているからです。

しかし、ここで考え方を根本的に変えましょう。将来のために可能性を残していき続けるのはもう終わりにしましょう。将来のためではなく、今一番やりたいと感じることを見つけて取り組んでください。将来のために生きるよりも、今一番やりたいことに本気で向き合っているうちに、ずっとあなたは成長します。

そしてもっと「やりたいこと」が見つかった時には、その成長した自分で挑戦することができます。あなたがやるべきことは、今一番やりたいことをここで決めることです。

「やりたいこと」は「仮説」でいい根拠

今一番やりたいことを決めて仕舞えば、そこから人生が動き始めます。そこから人生が動き始めます。

最初は仮決めで大丈夫です。やりながら、よりしっくりくる「本当にやりたいこと」にブラッシュアップしていきましょう。しかしそれは、闇雲に「やりたいことを見つけるためにはとにかく行動だ!」と動き回るのとは全く別物です。

仮説がないまま思いつきで行動しても、それで「やりたいこと」が見つかることはほぼありません。それは単なるギャンブルで、宝くじを買って大金持ちを夢見るのと何ら変わりません。

何となく仕事が嫌だと思い、何となく転職を繰り返しても本当いやりたいことには辿り着けません。そういう状態になってしまうのは、自分の過去を振り返って、自分を知ることを怠ってきたからです。

大事なのは「仮説を立てて、行動し、振り返って、次に活かすこと」です。

「やりたいこと」とは「好きなこと」と「得意なこと」の掛け合わせです。そしてこの2つにピースがいきなりカチッとハマることは滅多にありません。実際に働いてみている中で、試行錯誤しながら寄せていくものです。「好き」を固定したままで、自分の「得意」に働き方を修正していきましょう。

あなたに知っておいて欲しいことは、この先見つける「やりたいこと」も仮説に過ぎないということです。実際にやってみて、違和感を感じたら、ちょっと立ち止まり、修正してみてください。その繰り返しで「本当にやりたいこと」に近づいていくことができます。また、その働き方の何が良くで何が嫌なのかは、「価値観がズレているのか?」「得意なことからズレているのか?」「好きなことからズレているのか?」と3つの視点で考えればすぐにわかります。

「本当にやりたいこと」を決断する2ステップ

それでは、あなたの「本当にやりたいこと」の叩き台となる「やりたいことの仮説」を立てましょう。と言っても、簡単です。ここまで実践してくれていたら、「本当にやりたいこと」を組み立てるためのピースは揃っているからです。あとはそのピースを上手く組み合わせて、1つの形にすればいいだけです。

-work STEP1- 好き×得意で「やりたいこと」の仮説を立てる

まずは、ここまでで見つかったあなたの「好なこと」と「長所」を並べて書き出しましょう。掛け合わせる長所は「◎」をつけたものをメインにしてください。そのほかの長所は、補助的なものとして「やりたいこと」を進めていく中で利用していきます。それを自由に組み合わせて、「やりたいこと」を作り出していきましょう。ここでは「質より量」です。絞るのは次のステップになります。何となく面白そうと感じるなら、どんどん掛け合わせて書き出していきましょう。

掛け合わせ方は自由です。「こんなことできない」と可能性を否定せずに書いてみましょう。「好きなこと」も「得意なこと」もいくつ掛け合わせてもらっても大丈夫です。

例えば僕の場合だと、

・学習を遊びだと思えるようなゲームを作る人

【好き】教育・ゲーム × 【得意】他の人がしていないようなことに取り組む・社会システムを抽象化して理解する

・歴史上の偉人達を紹介することで、子供達の憧れを作る人

【好き】教育・歴史 × 【得意】学んだことをわかりやすく教える・コミュニケーションをとる

みたいな感じです。もし、掛け合わせとしてはしっくり来なくても、思いついたやりたいことがあればそれも「やりたいこと」のリストに入れておきましょう。ここではまず質より量で、やりたいことを書き出してください。

-work STEP2- 「仕事の目的」で「やりたいこと」を絞る

「やりたいこと」が決まっても上手く仕事になららない人の共通点は「自分のやりたいことをやるのに必死すぎて、仕事の目的を考えていない」という点です。

仕事でお金を受け取ることができるのはお客さんに価値を与えて「ありがとう!」と思われた時です。「お金=ありがとう」と考えてください。「家に住まわせてくれて安心できます!ありがとう!」と家賃を払って、「電気を作ってくれて便利です!ありがとう!」と電気代を払って、「初めてこんな美味しいご飯を食べました!感動です!ありがとう!」と飲食代を払って僕たちは生きています。つまり、仕事とはありがとうの交換です。

あなたは人からどんな「ありがとう」を受け取りたいですか?これが定まっていないと、あなたの仕事は上手くいきません。「やりたいこと」で上手くお金を稼げない人は、自分が「やりたいこと」をやるのに必死で、人にどうやって「ありがとう」と言ってもらいたいかを考えられていません。あなたの「やりたいこと」に人はお金を払いません。あなたの「やりたいこと」をした結果として、与えられる価値にお金を払ってくれます。

例えばあなたが服を作るとしたら、お客さんは「服を身につけて”自信”を持っている自分」を買っているかもしれません。

「やりたいことをやる」というのは、自分だけの視点です。しかし、仕事にはお客さんがいます。お客さんがいるからこそ、ずっと飽きずに仕事ができます。僕自身も教育について学ぶのはもちろん楽しいです。しかし「生徒に教えるために学ぼう!」と考えた時にモチベーションは自分のためだけに学ぶよりも、より高まります。

あなたの仕事がうまくいかなかったり、飽きてしまうのは、自分のことしか考えていないからです。つまり、あなたが「やりたいこと」を通じて関わった人に価値を与えられたときに仕事としてもうまくいき、生きがいにもつながる「本当にやりたいこと」になるのです。あなたは関わってくれた人に、何と言ってもらえたら嬉しいでしょうか?

たくさんの「やりたいこと」の中から、あなたの「本当にやりたいこと」を選び出すためのフィルターがこの「仕事の目的」です。

人は自分の欲求を捨てて、人のために尽くし続けることはできません。ですので、まずは精一杯自分の欲求を満たしましょう。自分が満たされたら、自然と周りの人にも目が向き始めます。そうやって、自分ごととして考えられる範囲を広げていくのが「成長」です。

僕自身も、現時点では世界情勢のために直接何かをする何でことはできません。ですが、成長していってそんな規模で行動ができるようになりたいと思います。

まずは自分の価値観を満たす。次に家族を満たす。次に友達を満たす。次に会社を満たす。次に業界を満たす。次に日本を満たす。最後に世界を満たす。そうやって広げていくものです。

あなたが持っている価値観の中で仕事を通じて周りの人、地域、日本、世界に広めていきたいとウズウズする価値観はどれでしょうか?

それがあなたの「仕事の目的」になります。「仕事の目的」がはっきりすれば、あなたの「本当にやりたいこと」は自然と導き出されるのです。

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