中学生・高校生にもなると、子供は反抗期や思春期を迎えて親の言うことを聞かない子も多いです。
そして、自主的に継続して勉強をする学生なんてほとんどいません。100人に1人ぐらいと言っても過言ではないでしょう。
そんな中学生・高校生の親が、我が子の成績を向上させるために実践できることをあげていきたいと思います。
1 成績向上にご褒美を設定する
期末テストで10番以内に入ったら10000円など、ご褒美を設定するのはやはり効果があります。
大人でも、給料が貰えないのに仕事をしようという人はそんなにいません。
子供も、目的があれば勉強をするのです。
やりたいことがあってそのために勉強をするというのは立派ですが、将来本気でやりたい事がある子はそういません。やりたいことはその時その時の自分が目の前のことに全力で取り組むことで作っていくものです。
目の前のことに全力で取り組み続けた先にこそ、得意なことで世の中の役に立つという自己実現があるのです。
なので、ご褒美のために全力で勉強に取り組んでもいいのではないでしょうか。
この時に、あまりにも無理そうな順位を設定したりすると子供はすぐに諦めてしまいます。
頑張ればクリアできる目標を設定し、徐々に目標をあげていきましょう。
2 勉強に集中できる環境を作る
成績は、勉強を継続しなくては伸びません。
継続のために必要なのは集中できる環境です。
可能であれば、リビングなどで一緒に勉強する時間をとりましょう。この時の親御さんは読書でも構いません。
難しい場合は、学習塾や自習室に通わせるなどの支援をするのもいいと思います。
人は他人の目がないとすぐに怠けてしまう怠惰な生き物です。
ただし、監視されていては息が詰まりますのであくまでも見守るという姿勢が大事です。
3 一流に触れる機会を作る
一流の人の講演会や、そういった人に会える機会があれば率先して連れていきましょう。
どんなジャンルの人でも、一流の人の話は勉強になります。
そういう人たちからの話だからこそ、子供は素直に聞けることが多いです。
一流に触れる機会は子供自らから掴めるものではないことが多いので、ここは親が情報感度を高くしておきましょう。
4 お手伝いをさせる
忙しいからといって、中学生・高校生になるとお手伝いをしなくなる子供が多い傾向にありますが、これは勉強にも逆効果です。
勉強をする目的の1つは、大きくなって世の中の役に立つためです。
まずは、一番身近な家族の役に立ちましょう。
それを繰り返していけば、お手伝いにもやり甲斐が生まれ、人の役に立つ喜びに目覚めます。
お手伝いの中でも特に、旅行計画を立てさせるというのはお勧めです。
お金の勉強にもなりますし、自分たちで計画をたて、予約まですることができれば、自分は家族の一員としてみんなの役に立っているという当事者意識も生まれます。
予算だけは親がきめ、子供に計画を立てさせるということをお勧めします。
5 子供の話を聞き、子供が自分は肯定されていると感じれるようにする
人は、自分を肯定してくれる人のために頑張れます。
どんな人に、自分を肯定してくれていると感じるかというと、否定せずに自分の話を聞いてくれる人です。
子供の話を聞きましょう。
この時に、求められていないのに自分の意見を言ったりアドバイスをしたりするのはやめておきましょう。
話は相槌を打ちながら聞いてあげるだけで良いのです。
子供の将来を思えばこそ、勉強をしてほしいと親は思いますが、子供の人生は子供のものです。
相手に何をさせるかではなく、相手のために自分には何ができるかを考えて子供にも接していきましょう!