受験勉強をしなくてはいけないけれど、これが将来なんの役に立つかわからないし、やってもできるようになる気がしないし、そもそもやりたくない。
今回はそんなふうに思っている中学生・高校生向けに書いていきます。
保護者様が読まれる場合も、お子様をこの状態に導くことをサポートする手助けになると思いますのでぜひ最後まで読まれてみてくださいね。
人間が行動するのには全て目的や目標があります。
例えば、学校に行くのは「友達に会うため」かもしれないし、「部活に行くため」かもしれません。好きな子と付き合いたいのは、「もっと一緒の時間を過ごすため」かもしれないし、「その人を独占するため」かもしれません。
目的や目標を持たないと行動は始まらないのです。ましてや目的や目標がないのに行動を継続することなんてできません。
ただ、目的や目標を持とういうアドバイスはよくありますが、実はこの目的や目標を持つというのが意外と難しいのです。
なぜなら、人は自分にできると思うことしか目的や目標にもていない場合が多いからです。失敗したら恥ずかしい。できなかったら嫌だ。こう思う人が多いのです。現在志望校がE判定なのに、自分はここに行くのが目標だと言える人は中々いないのではないでしょうか?
しかし、いつまでも「目的や目標がない」を続けていては受験はおろか、社会に出てからも何もできるようになりません。自分に何もできることがないという状態は自分の自尊心を傷つけ、自分には生きる価値はないのではないかと思わせ、人生をつまらないものにしてしまいます。そうならないためにも目標を持つためには次の3つのステップが必要だということを覚えて、実践してみてください。
ステップ1:認知
認知とは「できると思う」かつ「役に立つと思う」と思えている状態のことです。受験勉強をできると思うために必要なのは、「できるレベルから始める」ことです。進学校の授業というものは、基本的に成績上位の人を伸ばそうとして組まれているため、それ以外の人は置いてけぼりになっていることが多いです。理解していないのに次の単元に進んでもできるようになるわけがなく、わからないことをやり続けるのは辛いです。受験勉強は6割暗記であり、理科・社会に至っては7~8割暗記です。頭の良さなんて関係ありません。適切なレベルの勉強を適切な量やれば伸びます。
「役に立つと思う」に関しては、自分で考えましょうと言いたいところですが、ここで学校の勉強がどんなことに役に立つのかの事実を述べておきます。
もし、勉強をしなかったら就職できません。即ち生きてゆけません。次に、低所得の仕事に甘んじることになるため、貧乏から抜け出すチャンスを自ら捨てることになることになります。最後に自分に就きたい職業に就く前に門前払いを受けます。
これを一言でまとめると、自分の夢を叶えることができない!ということになります。「勉強する」ということは、即ち
①自分が一人で食べてゆけるための力をつけるための訓練
②自分の夢を叶える手段
というわけなのです。
ステップ2:情動
適切なレベルの練習を適切な量やっていると夢中になれ、自分が伸びるのを実感できて楽しいです。テンションが上がってきます。これが情動です。勉強が嫌いという人はよく聞きますが、成長するのが嫌いという人は僕は聞いたことがありません。情動に入るコツは「見える化」です。例えば間違えた問題に付箋をつけて何も見ずにできたら剥がす、やるべき勉強が終わったらご褒美にお菓子を食べるなど、この練習をやるといいことがあるということが目に見えるようにしましょう。
ステップ3:欲求
情動を繰り返していくことで欲求が生まれます。プラスの欲求「なりたい」とマイナスの欲求「見返したい」この2つの欲求を持てると目標が生まれ、かつその目標を達成しやすいです。例えば「なりたい」に関しては憧れの先輩みたいになるために自分も同じ大学に生きたいなどで、「見返したい」に関しては、現実を見なさいと言ってくる大人たちを見返したいなどです。僕は物事の始まりはプラスの欲求とマイナスの欲求の2つがあったほうがいいと思います。マイナスの欲求というのは凄まじい力を持っているからです。僕自身も起業当初はどうせうまくいかないみたいなことを言ってきた人たちを結果を出して黙らせたいというエネルギーも使っていました。ただ、このマイナスな欲求の使い方には注意が必要で、いつまでもこの欲求を使っていると性格が悪くなります(笑)ある程度の結果が出たら次のステージに進みましょう。
いかがでしたでしょうか?ぜひ、受験勉強をやらないといけないけどやりたくないと思っている人やなんかやる気が出ないと思っている人は自分がどの状態にあるのかを考えてみてください。
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